2014年4月11日金曜日

3Dモデルから線画を抽出する方法

3Dモデルから線画を抽出する処理のことをトゥーンレンダリングというのですが、自分的に
わかりやすい操作説明がなかなか見つからなかったのでまとめてみました。 
まぁ、いろいろ調べたり試行錯誤してたらたまたまできたという感じで、実際のところ
理屈はよくわかっていません。(オイ
3DCGは勉強中です。。
なお、説明ではBlenderというオープンソースのソフトを使用していきます。
あんまり古いバージョンだとトゥーンレンダリングに使用するプラグイン(FreeStyle)が
入っていないかもしれないのでお気を付けを。


①使用する3Dファイルをインポートする。
(lwo形式などをインポートするには別途設定が必要ですので、ご注意ください。)

②レンダリング後に基準となるカメラ位置を調整する。
a.テンキーの"0"押下する。
















b.カメラ調整画面になるので、枠線の上で右クリック。すると枠の色がオレンジに変わる。
















c.SHIFT+Fを押下してアングルを調整する。(照準のようなものが表示される。)















*カメラアングルの操作方法(物理的な慣性が働くので慣れが必要です!)
マウスの移動 → 回転
マウスホイールを回転 → 前後移動
マウス中ボタンドラッグ → 上下左右に移動

d.マウス左クリックで確定、右クリックでキャンセル
右クリックでオブジェクトを選択してから、再度テンキーの0を押して編集画面に戻る。


③マテリアル設定で影の描画を無くす。(線画にするための準備です!)
a.対象オブジェクト(画像では真ん中の立方体3Dモデル)を右クリックで選択する。
b.マテリアルボタンを選択する。(下記の画像参照。赤丸で囲ってるボタン。)















c."shadeless"をチェックする。















d.カメラボタンをクリックして元の画面に戻る。
















④"Post Prosessing"パネルの"Edge"にチェックを入れる。















⑤"FreeStyle"にチェックを入れる。
















⑥背景を透過するために、"Shading"の"Alpha"を"Tranceparent"にする。
(あと、OUTPUTで透過出力が可能なpngに設定しとくと便利かも。)
















⑦F12を押下してレンダリングする。(Escで編集画面に戻れます。)















⑧大丈夫なら、F3を押して画像に保存する。
そして、切り替わった画面でsave as image をクリック!


以上です。個人的には何も操作せずに出てくるアングルとレンダリング後の
アングルが全く違ってしまう現象がややこしいと思います。
アングル用のカメラ操作をしっかりするところがポイントです。

ちなみに、この説明を見てめんどくせぇ・・・と思った方は、CELSYS社の
ComicStudioEXに3Dモデルから線画を抽出する機能がついてたと思うので
そっちを使ってみるのもよろしいかと。